030619テーマパーク生き残り戦略〜立地条件と集客効果〜 k010117 菊地史子
<新たな目玉をつくる>
今、テーマパークが生き残ろうとしたら、なにか特別なそこでしかできない、そこにしかないといったものが必要不可欠になる。
小山遊園地
・ かつてはあの「おや〜まゆ〜えんち〜」のCMで有名で繁盛していた遊園地。いまやその面影はなく経営は傾き、閉園の危機を迎えていた。
・ 温泉でブランド化を図る!!
→2002年6月にオープン。お風呂は、大浴場・露天風呂など300人収容の施設。2001年10月下旬に、敷地内の温泉掘削に成功したという事。
その他
・首都圏で温泉!?会社帰りの会社員やOLがターゲットか。
→温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」・・・3月1日(土)に開業した「大江戸温泉物語」は地下1400mから湧きでる天然温泉を利用した大浴場、露天風呂、そして浴衣を着たまま、男女ご一緒に楽しめる「足湯」「砂風呂」「岩盤湯」などの温浴設備の他、湯上がりにゆっくりと楽しめる色々な施設を備えた、温泉テーマパーク。
→東京ドームシティ LaQua・・・5月1日オープンする東京ドームシティ・ラクーアのスパ。6階スパゾーン男女浴室に各3室、7階フィットネスクラブ男女浴室に各1室、8階プールサイドに1室あります。スパゾーン男性浴室のサウナ・ヴィルデンシュタインは日本で初めてのサウナシステム。
そのほか、としまえんや後楽園でも温泉施設を建築して、新たな客を得ようとしている。
温泉ブーム
続く不景気に加え、ディズニーリゾートに客を奪われた経営者が起死回生を図って総合娯楽施設をたてようと画策している。通り一遍の遊園地では、もう客を呼べない時代になった。ここは温泉ブームに便乗して復活するしか、苦しい経営を立て直すより他にないのではないか。
技術の向上→地下100mごとに地熱で水温が約2〜3度高まる原則があるという。つまり、地上で水温15度の水は1,000m地点では35〜45度になり、質量を問わなければ、どこでも1,000m掘れば基準の25度を満たす温泉を掘り当てられることになる。
またそれを可能にしたのが、地中2,000m近くまで掘削可能な大型機械の導入。米国での石油掘削現場の深度が2,000m級から3,000m級になったため、そこで使われなくなった掘削機械が中古市場に格安で出回り、温泉掘削業者の手に移ったことが背景にあるらしい。
温泉掘削が "宝探" しから "百発尺中" の時代へと変化したことで、掘削会社も増え、掘削の費用は現在、1mにつき6〜8万円と低くなっているそうだ。
<参照サイト>
http://www.dokodemo-bessou.com/what_onsen_6.htm
http://homepage3.nifty.com/zigen/ons_6112.htm